下関総合車輛所113系 (クハ111−812) 【最終更新日】
2016年02月27日

 1986(昭和61)年の福知山線電化開業に合わせてクハ111−398から改造された。使用線区を考慮して耐寒耐雪工事が施工され、外観ではドアに半自動対応の取っ手が取り付けられた点が目立つ。向日町運転所を経て、1999(平成11)年には下関運転所に転入した。
 下関転入当初はモハ113/112−806と編成を組んでいたが、2002(平成14)年からはモハ115−123+モハ114−109、後にモハ115−6100+モハ114−6172に相方が変わり115系の先頭車として使用されるようになったため、抑速ブレーキ制御のために主幹制御機が交換された。クハ111−800番代への改造時に耐寒耐雪工事やドアの半自動化工事も施工済であり、いまやクハ115を名乗ってもおかしくない車輌であった。
 227系投入に伴い、2016(平成28)年に廃車になった。



▲2013(平成25)年に車体色が末期色化された。

(撮影日:2015年05月23日)



▲105系の廃車発生品を転用して、前照灯がシールドビーム化。

(撮影日:2007年09月25日)



▲近年まで原型ライトのまま使用されていたクハ111−812。屋根上に搭載するグロベンが出自を物語る。

(撮影日:2005年08月21日)

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