下関車輌管理室113系 (クハ111-91) 【最終更新日】
2013年05月19日

 クハ115−27(非冷房車)の置換用として2000(平成12)年に網干総合車輌所から転入した。網干総合車輌所在籍時に高速化対応工事を施工され+5000を附番されクハ111−5091として転入したが、2008(平成20)年に高速化対応解除されて元番号に復帰した。1965(昭和40)年製で、現役のクハ111では最古参となった。115系の先頭車として使用する関係から、抑速ブレーキを制御するために主幹制御機が交換されている。
 近年まで前照灯が原型(大型ライト)で残っていたが、2006(平成18)年に105系の廃車発生品を流用してシールドビーム化された。大型ライト枠に蓋をしてシールドビームを取り付ける下関車独特の改造は、その形状から「チクビーム」と俗称されている。
 2012(平成24)年に体質改善工事済のクハ111を115系に改造編入したクハ115ー2500番代に置き換えられて廃車になってしまった。


▲高速化対応を解除されて、原番に復帰したクハ111−91。

(撮影日:2009年09月23日)


▲チクビーム化されたクハ111−5091。この写真を撮影した約1ヵ月後に幡生工場に入場し、高速化対応を解除されてクハ111−91に原番復帰した。

(撮影日:2008年07月21日)



▲近年まで原型ライトのまま使用されていたクハ111−5091。箱ベン、WAU102、グロベン…と並ぶ屋根上も賑やか。下関・広島地区では前面の種別表示幕を使用せず白幕表示が基本だが、この写真では珍しく「普通」を掲出している。

(撮影日:2005年08月21日)

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