吹田総合車輛所日根野支所205系 【最終更新日】
2022年12月4日

 1988(昭和63)年に阪和線用に新製投入された1000番代(4輌編成×5本)と東海道緩行線から転用された0番代(6輌編成×4本)が在籍していた。
 1000番代は、正面の運転台部分以外の窓が下方まで大型化されたことが外観上の大きな特徴である。また、足回りもブレーキ力増強などが行われ最高運転速度も110km/hの高速仕様だが、登場時から普通列車の運用がメインで、高速運転仕様の足回りも持て余し気味である。
 0番代は網干総合車輌所に321系が新製投入された玉突きで転入したもので、網干所では7輌編成×4本で使用されていたものを6輌編成×2本、8輌編成×2本に組み替えて2006(平成18)年から2010(平成22)年まで運用された。
 2011(平成23)年3月ダイヤ改正で奈良〜尼崎間の直通快速を223系から321系・207系に変更するための車輌補充として東海道緩行線に返り咲くことになり、阪和線から姿を消したが、2013(平成25)年3月ダイヤ改正で東海道緩行線の運用見直しが行われ、205系はサハ205を抜いた6輌編成×4本の陣容となって再び阪和線に戻ってきた。しばらく東海道緩行線の帯色のまま運用されていたが、順次スカイブルー化された(前面にオレンジのラインあり)。
 2016(平成28)年12月の運用見直しで1000番代、2018(平成30)年3月のダイヤ改正で0番代が運用から外れ、阪和線での205系の運用は終了となった。


▲205系1000番代を2編成併結した朝の8連快速。なお、この快速スジは2008(平成20)年3月ダイヤ改正で223系による直通快速に立て替えられたため、205系の快速運用は消滅した。先頭は運行番号表示がLED化されているクハ205−1003。

(撮影日:2007年08月14日)


▲約5年間居候のように在籍していた205系0番代のうち6輌編成は103系と共通運用で使用されたため、なかなかお目にかかれず影の薄い存在だった。京浜東北線・東海道緩行線に続き、ここでも青22号帯の205系は少数派(´・ω・`)
 
【注意】この場所は上下線間にタイガーロープが設置されたため、現在このような写真を撮影することはできません。

(撮影日:2008年08月02日)


▲その影が薄い205系6輌編成同士の離合。ただのカブリという話も… (;´д`)

(撮影日:2008年08月14日)


▲再転入後しばらくは東海道緩行線の帯色のまま使用されていた(その後、全車青帯化済)。

(撮影日:2013年10月12日)

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