仙台車輌センター宮城野派出205系 【最終更新日】
2022年12月4日

 長らく103系が使用されていた仙石線にも首都圏で捻出された205系が投入されることになった。投入に際しては寒冷地区での使用を配慮して、客ドアの半自動対応やドアレールに凍結防止ヒーターの取付が追設され、3100番代が附番された。また、石巻方先頭車には205系では初めてトイレが設置されたことも特筆される。先頭車は全車両がサハ205に運転台を新設した先頭車化改造車で統一されている。基本的にはE231系投入で捻出された元山手線車が転用されているが、先頭車の一部には埼京線からの転用車(山手線で使用されていたサハ204(6ドア車)転用組込で捻出されたサハ205を先頭車化改造車)も使用され、いずれも客ドア窓の大きさから出自は容易に判別できる。
 2002(平成14)年末より営業運転を開始、2009(平成21)年に多賀城駅高架工事に伴う暫定的な運用増に対応するために残留した103系1編成の置換えが完了して、オール205系化されている。



▲石巻方に2WAYシート車(ロングシート・クロスシート変換車)を連結した編成は、沿線風景をイメージした帯を配している。あおば通り方から、緑=仙台市の市の木に指定されたケヤキ、紫=塩竃港に水揚げされるマグロ、オレンジ=松島の紅葉、赤=石巻市の市の花に指定されたツツジをイメージ化したもの。
 【注意】この場所は線路際に雑草が繁茂して、現在撮影することはできません。


(撮影日:2002年12月22日)

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